腰痛は多くの日本人にとって身近な症状です。今回の記事では、腰痛は何科を受診すればいいかについて、ケース別で解説します。病院での受診以外の腰痛対策についても紹介するので、腰痛でお困りの人はぜひ最後までお読みください。
腰痛は何科を受診すればいい?
腰痛で病院に行く場合、何科を受診すればいいか迷うかもしれません。
何科を受診するかは、以下のように症状やケース別で選ぶといいでしょう。
腰痛のみの場合
腰痛のみ(場合によっては足の痛みやしびれも)がある場合は、整形外科もしくはペインクリニックを受診しましょう。
腰だけが痛い場合は、ヘルニアやぎっくり腰など、腰を酷使したことが原因で一時的に症状が出ている可能性が高いです。
腰の動かし方だけでなく、加齢が原因となるケースもあります。
腰痛と合わせて他の部分にも痛みや症状がある場合
腰痛とともに他の部分にも痛みや症状がある場合には、以下のようなケースに応じた科を受診しましょう。
- ・腹痛や吐き気、血便
消化器科を受診しましょう。胃や胆のうなどに炎症がある可能性があります。 - ・胸の痛み
循環器内科を受診しましょう。心筋梗塞や大動脈解離など血管に関する病気があるかもしれません。 - ・尿の異常
泌尿器科を受診しましょう。尿が出にくい・血尿が出るという場合、尿路結石などが疑われます。 - ・不正出血・おりものの異常
婦人科を受診しましょう。子宮などに関する婦人科系の病気の可能性があります。
腰痛のレベルによって何科を受診するかを決める
一概に腰痛と言っても、レベルは人によって様々です。
歩行可能、あるいは車椅子などのサポートがあれば移動できるレベルの腰痛であれば、整形外科やペインクリニックの受診がおすすめです。
一方で、寝ているだけでも激痛が起こるような場合には、重症の可能性が高いため救急外来や救急車の利用も検討するなど、腰痛のレベルによって何科を受診するか決めるのも一つの手段です。
腰痛の原因
腰痛の原因は、大きくわけて特異的腰痛と非特異的腰痛があります。
それぞれの特徴は以下の通りです。
特異的腰痛
腰痛のうち15%を占めており、原因が特定できるという特徴があります。
たとえば、椎間板ヘルニアや骨粗鬆症のように病名がはっきりしている場合に起こる腰痛が当てはまります。
特異的腰痛は痛みが強い傾向にあるため、市販薬やセルフマッサージなどのケアで済ませるのではなく、なるべく病院へ行って受診しましょう。
特に、腰痛が我慢できないほどひどい・痛みがどんどん悪化していく・腰以外にも痛みや不快感があるようなケースは、すぐに病院の整形外科を受診することをおすすめします。
非特異的腰痛
非特異的腰痛とは、腰痛の85%を占めており、原因が特定できません。
長時間のデスクワークや運動不足、肥満という日常生活が関係しているケースや、ぎっくり腰のような突発的な動きが関係しているケースがあります。
また、ストレスが腰痛に繋がる可能性もあります。
非特異的腰痛は、セルフケアで対応できることもありますが、様子を見て病院での受診も検討しましょう。
腰痛を病院で受診したときの治療法
腰痛を病院で受診したとき、代表的な治療法として以下のものがあります。
病院での腰痛の治療には様々な方法があるので、時間や負担をかけずに治したい人でも受診しやすいです。
- ・薬による治療
鎮痛剤や湿布などを使用して、薬品によって腰痛を和らげる方法です。 - ・注射による治療
注射で腰に痛みを感じさせる神経をブロックします。ブロック治療とも呼ばれます。 - ・装具による治療
コルセットなどの装具を使い姿勢をサポートすることで、腰痛を治していきます。
コルセットは使い方を誤ると筋肉を弱めてしまうリスクもあるので、医師の指示に従って使いましょう。 - ・温熱による治療
筋肉や血管を温めて、新陳代謝を上げて血行を促します。
血行の詰まりを改善し、自然治癒力による改善が期待できます。
薬や注射を使いたくない場合にも有効的です。
腰痛の病院での受診以外の対応方法
腰痛の治療は病院が確実と言えますが、病院に行くほどの痛みではないというケースもあります。
そのような場合は、以下の2つの対応方法があるので、ぜひ参考にしてください。
市販薬
すぐに病院に行けない、近くに病院がないというケースは、一時的な処置として市販薬の使用をおすすめします。
市販薬には以下の種類があるので、場合に応じて選びましょう。
- ・飲み薬
飲み薬はさっと口に入れるだけなので、場所を気にせず使用できるメリットがあります。
湿布や塗り薬のように、肌に触れる薬品が苦手な人にもおすすめです。
必要に応じて、眠くなりにくい成分なのか、胃への負担が少ないかなどのポイントからも選ぶといいでしょう。 - ・湿布
患部に直接貼れるので、効果的な痛みの軽減が期待できます。
飲み薬による胃への負担が気になる人などにおすすめです。
ただし、肌が弱い人は長時間の使用によってかぶれや荒れのリスクもあるので、用法を守りながら使用してください。 - ・塗り薬
広範囲であったり、好きな範囲に塗れるので、痛みが気になる箇所全体をケアできます。
湿布のように長時間肌を塞ぐこともないため、肌荒れが気になる人にもおすすめです。
ただし、市販薬はあくまでも応急処置程度の腰痛対策なので、痛みが治まらない場合や悪化した場合は、速やかに病院で受診しましょう。
マッサージ
デスクワークのしすぎなど、姿勢による腰痛の場合、マッサージで改善される可能性もあります。
自分で腰をもんだり叩いたりするマッサージもありますが、間違った知識や技術ではかえって腰痛が悪化するリスクもゼロではありません。
プロの力を借りて本格的なマッサージを受けたい場合は、リラクゼーション施設の活用をおすすめします。
腰痛で病院に行くほどではないときはマッサージがおすすめ
ここまで腰痛の際の病院での受診・対処方法について解説しました。
腰痛は日常生活や疾患などにより、多くの人にとって身近な症状とも言えます。
安静にしていても痛い、腰痛がひどくて動けないような重度の場合は、すぐに病院へいきましょう。
何科を受診すればいいかは症状やケースにより異なりますが、主に整形外科やペインクリニックで解決できることが多いです。
また、病院に行くほどではない腰痛には、マッサージの施術がおすすめです。
マッサージであれば気軽に日常生活に取り入れやすく、腰痛だけでなくメンタル的にも癒されるでしょう。
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