季節を問わず1年中、体の冷えを感じることはありませんか?
冷え性と言えば女性に多いイメージですが、最近では男性でも冷えに悩まされていることは珍しくありません。
この記事では、冷え性の原因や、冷え性を改善するふくらはぎ、足指・足裏、手のマッサージ方法をご紹介します。
自分でも気軽にできるマッサージで体を温めて、冷え性を改善していきましょう。
冷え性の原因とは?
体が冷える原因は気温の変化などの季節要因だけではなく、血液の循環が滞ることによって起こります。
不規則な生活やストレス、運動不足などによって、自律神経が乱れると熱を運ぶ血流が低下することから体が冷えてしまうのです。
慢性的に冷えを感じている方は、手足の冷え以外にも肌荒れや便秘、頭痛、肩こり、疲労など、全身に症状が現れていることが多いでしょう。
全身に酸素や栄養素などが行き渡りにくくなり、免疫力や代謝が下がることで内臓の機能も弱まってしまうためです。
古くから「冷えは万病の元」と言われています。病気を引き起こしてしまう前に血流の循環を改善し、体調を整えることが重要です。
マッサージで改善できる体の冷え
体の中で特に冷えを感じやすいのは、足と手の指先です。
冷えを改善するにはマッサージが効果的ですので、まずは足の血行を良くすることから始めましょう。
最初にふくらはぎからマッサージを行い、次に足の指や足裏に移ります。
ふくらはぎの筋肉は「第二の心臓」とも呼ばれ、心臓から送られてきた血液を体の末端から心臓へ送り返すポンプのような役割を担っています。
しかし、冷えて固くなったふくらはぎの筋肉では血管が圧迫されている状態のため、足先や足裏をマッサージしてもうまく血液を送り返すことができません。
そのため、足先に冷えを感じている人はふくらはぎも冷えていることが多いのです。
足の指や足裏だけをマッサージしても冷えが改善しにくいのはこのような理由からなのです。
マッサージによって血液の流れを良くし、体温を上げられる体づくりをしましょう。
ふくらはぎと足先のマッサージで冷え性を改善
まずは、ふくらはぎのマッサージで筋肉をほぐし、血液の流れを良くしてから足の指や足裏へと移りましょう。
ふくらはぎのマッサージ
1. 親指を下側、親指以外の4本指を上側に、両手で覆うようにふくらはぎを持ちます。足首から膝にかけて親指でグッグッグッと押し上げていきます。これを3セット程度行います。
2. 内くるぶしから膝にかけて、骨と筋肉の境を両手の親指でグッと押して刺激します。これを3セット程度行います。
3. 外くるぶしから膝にかけて、骨と筋肉の境を両手の親指でグッと押し刺激します。これを3セット程度行います。
4. ふくらはぎの内側と外側に手のひらを当てて、足首から膝にかけて肌の表面をやさしくさするように流します。これを3セット程度行います。
ふくらはぎのマッサージを行うコツは、足首から膝にかけて揉みほぐすことです。下から上に血液の流れを促すように行います。
両手で足首を包むように持ち、力を入れながらくるぶし、アキレス腱と、下から上に向かって血液を送り込むように行います。力加減は痛気持ちいいぐらいがちょうど良いです。指に力が入りにくい場合は、体重をかけるように押してみましょう。
滞っていた血液が循環することで、冷え以外にも足のむくみや不快感、疲労解消なども改善していきます。
体が温まっているお風呂上がりにマッサージを行うと効果的ですので、毎日の習慣にしてみましょう。
ふくらはぎのマッサージが終わったら、足先のマッサージを行います。
足指と足裏のマッサージ
1.足の指と指の間の付け根から足首に向かって、足の甲を手の親指の腹で流すように押します。数回繰り返します。
2.足の裏側から足の指の間に手の指を差し込みます。足の指と手の指を握手した状態で円を描くように回します。左右10回ずつ繰り返します
3.足の指を一本ずつつまみ、手の親指で足の指の付け根から指先に向けて押し上げます。数回繰り返します。
4.足の裏全体をまんべんなく揉みほぐします。かかとは強めに押してみましょう。1分程度行います。
血行が悪くなりがちな末端部分から流していきます。痛気持ちいい程度の力加減で行いましょう。
また、足の裏には脂肪が少ないため、熱さや冷たさが血管に伝わりやすい特徴があります。足の裏を温めると血行促進につながり、全身を温めることができます。
手のマッサージで冷え性を改善
手の指先は体の他の部分と比べて、すぐに冷たくなる上になかなか温かくなりにくく、慢性的に冷えを感じてしまう人も多いでしょう。
効果的にマッサージを行うには、お風呂上がりにハンドクリームを塗る時や手の冷えが気になった時など、毎日の習慣にしてみましょう。
デスクワークの合間やテレビを見ている時など、スキマ時間やながら作業でできるため、あまり場所を気にせずにすむメリットもあります。
手のマッサージの力加減は、痛気持ちいい程度で行いましょう。
手のマッサージ
1.中指を反対側の手でつかんで、外側に反らします。反対側の手の中指も同様に行います。
2.親指と人差し指で、反対側の指の爪の生え際をつまみ、指の腹で10秒ほど押します。全ての手の指も同様に行います。
3.両手を組んだ状態でグッと握りしめ、指と指の間を刺激します。10秒ほど行います。
4.手のひらの真ん中のくぼみにあるツボ(労宮)を10秒ほど押します。反対側の手のひらも同様に行います。
マッサージで温まった手をキープするポイント
手をマッサージしたあと、冷やすことなく温かいままキープするためのポイントをご紹介します。
両手をグッと力を入れて握り、パッと開きます。開く時に指を思い切り伸ばすように行います。
手の内側がじんわり温かくなると、頭が冴えやすくなったり、目が見えやすくなったりすることもあります。
手には多くのツボが集まっているため、刺激を受けることで血液の循環を良くします。
普段から手先の冷えのほか、手の色、形など日頃の状態に意識を向けて、手をもんだりさすったりケアを行いましょう。
まとめ
冷え性の改善は難しいと思われがちですが、足と手を適切にマッサージすることで血液の循環は改善に向かいます。どのマッサージも一人で気軽にできるため、毎日の習慣にすると効果をより高めることができるでしょう。
ただ、「うまくツボを刺激しにくい」、「時間がなくてなかなかできない」など、自分でマッサージが難しい場合は、サロンの施術を受けるのも一つの方法です。
手もみ癒し空間「ラモアナ」では、「足裏マッサージ」のコースを始め、さまざまな手技と手法で、血液の流れを促進し冷え性の改善へと導きます。
冷え性にお悩みの方は、下記よりご予約をお待ちしています。
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