「慢性的に肩がこる」「肩こりと同時に頭痛もする」そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?
肩こりと頭痛は、痛みの部位こそ違いますが深く関係している場合が多い症状。
本記事では肩こりと頭痛の原因や関係性、症状を和らげるのにオススメのストレッチなどをご紹介します。
痛みの原因を正しく理解して、辛い症状を根本から解消していきましょう!
頭痛の原因は肩こりではない?
頭痛や肩こりに悩まされている方の中には、「肩こりが原因で頭痛が起きる」と感じている方もいらっしゃるかもしれませんね。しかし、実は少し違います。
そもそも肩こりは、首や肩の筋肉が凝り固まり、血流が悪くなることで起こります。
首や肩の筋肉は頭にも繋がっていて、首・肩の血流が悪くなると、同時に頭の筋肉も血行不良を起こしてしまうのです。
つまり、「肩がこるから頭痛が起こる」のではなく、肩こりも頭痛も、首や肩・頭などの筋肉の緊張や血流不足によって引き起こされているというわけです。
こうした筋肉の緊張・血流不足が原因で起こる頭痛を緊張型頭痛と言い、頭痛のおおよそ7~8割は緊張型頭痛と言われています。
「緊張型頭痛」の主な症状
頭痛の多くが緊張型頭痛と言われていますが、中には偏頭痛や緊張型以外の頭痛の場合もあるため、頭痛の種類を見極めて正しく対処することが大切です。
緊張型頭痛は、頭痛だけでなく以下のような症状を伴う場合があります。
1:目の奥に痛みや違和感がある
2:吐き気や嘔吐の症状がある
3:肩こり・首こりがある
4:頭が締め付けられるような痛みがある
5:慢性的に頭痛が続いている
頭が締め付けられるような痛みや後頭部から首筋・肩にかけて広範囲に痛みが伴うのが緊張型頭痛の特徴のひとつです。
緊張型頭痛の予防とオススメの解消法
緊張型頭痛の場合、筋肉の緊張や血行不良が大きな原因のため、筋肉を和らげ血流を良くすることが大切です。
普段から筋肉を和らげておくことで、頭痛の解消だけでなく予防にも繋がります。
簡単なストレッチ
首や肩、頭の筋肉をほぐすには、同じ姿勢を長時間続けないことが大切。
デスクワークやスマホの使いすぎで筋肉が固まってしまっている場合は、適度なストレッチを行うことで筋肉の緊張が和らぎます。
ストレッチと言っても、座りながら首を上下左右に動かしたり、両肩を上げてストンと下におろしたりするなど簡単なものでOK!
休憩時間やスキマ時間に行うことで、血流がよくなり集中力も高まりますよ。
ツボ押し
頭痛解消には簡単なツボ押しも効果的。
頭頂部の少しくぼんだところには「百会(ひゃくえ)」というツボがあり、中指を両耳の上からゆっくりと上にずらしながら刺激することで頭痛に効くと言われています。
また、耳の後ろの骨と頭頂部の中間地点にある「風池(ふうち)」や首骨の両側にある筋の外側のくぼみ「天柱(てんちゅう)」などを刺激するのも頭痛解消に効果的です。
ツボ押しをする際は、ゆっくりと息を吐きながらリラックスして行うのがポイントです。
首・肩を温める
血流の改善には、温めることも大切。
肩までしっかりとお風呂に浸かってゆっくり温めたり、温かい蒸しタオルで首や肩を温めると血流が良くなり頭痛の解消にも繋がります。
緊張型頭痛は、血流不足が原因のひとつのため、頭が痛いからといって冷やしてしまうと逆効果になることも。
頭痛のタイプを見極めて、緊張型頭痛の症状に当てはまる場合は、筋肉を温めましょう。
姿勢の見直し
同じ姿勢を続けていることで姿勢が悪くなると、身体のいたるところに歪みが生じ頭痛を引き起こしやすくなります。
現代病とも言われるストレートネックや猫背なども頭痛の原因のひとつ。
普段から正しい姿勢を意識することで、歪みが生じにくくなり、頭痛の予防にも繋がります。
肩こりに効く!オススメストレッチ3選
緊張型頭痛の場合、同時に肩こりが生じるケースがほとんど。
ここからは、肩こりの解消にオススメのストレッチをご紹介します。
背中つなぎ
1.片方の手を肩の上から、逆の手を肩の下から背中方向へ回し、両手を繋ぎます。
2.身体が固く手が届かない場合は、無理のない範囲で手を伸ばして、ゆっくりと肩周りを動かしましょう。
また、肩幅程度の広さのタオルを両手で持ち、ゆっくりと呼吸しながら上下や左右に動かすのもオススメ。
上下に動かす際は息を吸いながら両手を上げ、ゆっくりと吐きながら両手を下げて背中を丸めます。
左右の際も、息を吸って背骨を伸ばし、吐きながらゆっくりと身体を横に倒しましょう。
肩回し
1.両手を肩に置き、後ろ方向にゆっくり回します。
その際、肩甲骨を大きく動かしながら回すのがポイント。肩甲骨を動かすことで、肩周りの筋肉がほぐれていきます。
2.後ろ側に数回回したら、今度は前側に回します。
肘を高く上げ、耳の横に二の腕が通るように回すと上半身全体を伸ばすことができます。
肩甲骨ストレッチ
肩周りの筋肉は肩甲骨に繋がっているため、肩甲骨ストレッチは肩こり解消に効果的です。
1.座ったまま指を肩に付けて両ひじを胸の前で合わせます。この際、肩甲骨が開くように行うのがポイント。
2.息を吸いながら両ひじをゆっくり頭の横まで動かします。
3.息を吐きながらゆっくりと胸を大きく開き、肘を下におろします。
1~3を10回ほど繰り返すことで 肩甲骨周りの筋肉が和らぎ、肩こり、頭痛の解消に繋がりますよ。
まとめ
肩こりも頭痛も、肩や首、頭の筋肉の緊張や血流の悪化が原因のひとつ。
しっかりと筋肉を温めて血流を良くし、ストレッチやツボ押し、姿勢を正すことで解消に繋がります。
また、筋肉の緊張はストレスが原因になっていることもあるため、ストレッチやマッサージはリラックスしながら行うことが大切。
無理なく気持ちがいいと感じる範囲で行うことで、より効果が高まりますよ。
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