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ストレートネックの解消方法は?予防法や放置した場合のリスクなども解説

今回の記事では、ストレートネック(スマホ首)について解説します。
首や肩が凝る・腰が痛いなどの症状は、もしかするとストレートネックが原因かもしれません。
ストレートネックはスマホやパソコンを使うときの姿勢が関係します。
予防法や放置した場合のリスク、解消法を紹介するので、ぜひ最後までお読みください。

 

ストレートネックとは?

ストレートネックとは、文字通りまっすぐな首の状態を指しますが、姿勢がきれいで整っているというわけではありません。
正常な首は、後頭部から身体の前面にかけて胸鎖乳突筋という筋肉が伸びているのに対し、ストレートネックは下にまっすぐ伸びています。

 

首が正常なときは筋肉によって頭が後ろに引っ張られ、きれいな姿勢をキープできます。
一方、ストレートネックは首が前方に曲がり頭が前方に出る状態になるので、決してきれいな姿勢とは言えないのです。

 

ストレートネックのセルフチェック方法

自分がストレートネックかどうかわからない人もいるでしょう。
セルフチェックは、以下の方法で壁を使って簡単にできます。

 

壁に身体が触れるようにまっすぐ立った際、かかと・尻・肩甲骨・後頭部の4点がピタっと壁にくっついていれば、ストレートネックの可能性は低いです。

 

一方、ストレートネックの場合は後頭部が壁に付きません。
また、後頭部が壁に付いた場合でも、首が詰まって息がしづらい・姿勢をキープするのが苦しいと感じたらストレートネックの可能性があります。

 

その他にも、目が疲れやすい・1日5時間以上スマホやパソコンを使う・寝てもすっきりしないなどの項目に当てはまる場合も、ストレートネックになる可能性が高いと言えます。
あくまでも簡易的なチェックなので、気になる人は専門家の受診や施術をおすすめします。

 

ストレートネックの原因

ストレートネックになる原因は、普段の姿勢やライフスタイルが大きく影響します。
ここでは3つの主な原因について紹介します。

 

猫背

背中が丸まった状態を猫背と呼びます。
猫背の姿勢は首に負担がかかった状態なので、改善しなければストレートネックも治りにくくなります。

 

普段は猫背ではない人でも、パソコンやスマホを使っている最中は無意識に猫背になってしまうケースが珍しくないので注意しましょう。

 

長時間の座り仕事

リモートワークや在宅ワークが広まってからは、特にデスクに座りっぱなしで作業する人が増えています。

 

長時間いすに座ってパソコン作業していると、モニターを見るために頭が前方に出て、肩も前に回るという姿勢になります。
この状態では、首と背中の上部の筋肉が伸びきってしまい、ストレートネックになりかねません。
デスクワークの時間が長い人は、姿勢を意識するようにしましょう。

 

下向きや横向きの姿勢でスマホを見る

いまやビジネスだけでなくプライベートにおいても欠かせないスマホ。
1日のうち何時間もスマホを触っているという人は少なくないでしょう。

 

スマホを見るとき、机に置いて下を向きながら操作する人や、ベッドで横になりながら操作する人はストレートネックになりやすい傾向にあります。
また、ベッドで横向きにスマホを見るときは、首だけでなく目にも大きな負担がかかっています。
スマホを使用する時間に気を付けたり、できる限り身体に負担のかからない姿勢で操作することを心がけましょう。

 

解消しなければ危険!ストレートネックを放置するリスク

ストレートネックは見た目が悪くなるだけでなく、様々な健康被害にも繋がります。
人間の頭は約4~6キロあるので、骨や筋肉でうまく重さを分散させる必要があります。
ストレートネックを解消しなければ、以下のようなリスクにもなりかねません。

 

首や肩のコリ

頭の重さが直接的に首や肩にのしかかるストレートネックは、首や肩のコリに繋がります。
頭の重さだけでなく、首回りの骨や筋肉の位置がずれることで血流が悪くなることによっても、コリはひどくなってしまいます。
ストレートネックによる首や肩のコリは他の身体の不調にも繋がるため、早めに対処しましょう。

 

目の疲れ

ストレートネックは首や肩だけでなく、目の周りの筋肉も緊張している状態です。
スマホ眼精疲労という言葉もあるように、スマホ首は目の疲れにも繋がります。
緊張状態が長時間続くと、首や肩と同様に目も疲れてしまいます。

 

特にスマホは画面が小さく、ついつい画面を近くで覗き込んでしまいがちなので、ブルーライトによっても目のダメージを受けやすいです。
最悪の場合は失明にもなりかねないため、目の疲れを感じたら適宜休憩することを心がけましょう。

 

首やおでこのシワ

ストレートネックは健康面だけでなく、美容面にも悪い影響を及ぼします。
そのうちの一つが首やおでこのシワです。

 

首と頭の皮膚は繋がっており、首回りの血行が悪くなると、おでこへの血流も悪くなってしまいます。
おでこに十分な血が巡らなくなると筋肉が硬くなり、目を開けたときにシワになってしまうということです。
美容に気を付けたい人も、ストレートネックには注意しましょう。

 

腰痛・ヘルニア

ヘルニアとは、内臓が本来あるべき位置からずれた状態のことです。
ストレートネックは椎間板ヘルニアを引き起こすリスクもゼロではありません。

 

背骨は椎骨という骨が積み木のように連なってできており、椎間板は椎骨を繋ぐ軟骨です。
椎間板ヘルニアは本来であれば加齢によって起こりますが、姿勢が悪ければ若い人でもなりかねません。
椎間板ヘルニアになると完治する可能性は低く、腰痛だけでなく、最悪の場合は排尿障害や手足のしびれなどにも繋がります。

 

ストレートネックによる不調を解消する生活習慣

ここまでストレートネックの概要や危険性について解説しました。
これらは生活習慣に気を付けるだけでも、予防や進行を遅らせることに繋がります。
ここではストレートネックによる不調を解消する生活習慣について3つ紹介します。

 

スマホを目線と同じ高さで使う

ストレートネックは別名スマホ首と言われる程、スマホが大きく関係します。
スマホの使い方次第で、ストレートネックを予防できます。

 

スマホを使う際にはいすに座りながら、目線と同じ高さで使いましょう。
スマホを片手ではなく両手で持つと、疲れにくくなります。
背筋を伸ばしながら、脇をしっかり締めることを心がけてください。
また、スマホを使う時間をあらかじめ決めておき、ダラダラと長時間使い続けないことも大切です。

 

背筋を伸ばして一定距離を空けてパソコンを使う

ビジネスやプライベートで、長時間パソコンを使う人は、使用中の姿勢に気を付けましょう。
画面を近くで覗き込むと、自然と首や肩が前方に出てしまい、ストレートネックを引き起こしてしまいます。

 

いすに深く腰かけ、足裏全体がしっかり床に接するように座ります。このとき、足を組まないように注意してください。
そして、パソコンのディスプレイは目線と同じかやや下の高さに置き、目から40センチ以上の距離を開けます。
いま使っているデスクやいすで正しい姿勢が難しい場合は、パソコンスタンドを使って角度や距離を調整することをおすすめします。

 

スマホやパソコンは1時間に一度の休憩をはさみながら使う

スマホやパソコンを連続して長時間使い続けると、眼球の疲れがたまります。
眼球を休みなく使い続けることで、首の後ろにある後頭下筋群という筋肉が緊張し、首や肩への負担にも繋がります。

 

ストレートネックの悪化を防ぐためにも、スマホやパソコンは1時間に一度程度の休憩をはさみながら使いましょう。
休憩をはさむことで、筋肉を休ませることだけでなく無意識に画面を覗き込む姿勢や足を組む姿勢をリセットする効果も期待できます。

 

ストレートネックの不調を解消するストレッチ

ストレートネックを解消するためには、こまめに筋肉の緊張をほぐすことが大切です。
ここでは不調を解消するための簡単にできるストレッチを3つ紹介します。

 

体幹トレーニング

ストレートネックを防ぐには、正しい姿勢でいすに座る習慣を付けることが大切です。
以下のトレーニングで、正しい姿勢を無理なくキープできる習慣を身に付けましょう。

 

1.いすに座って両手を組んで手のひらを外に向けて伸ばす

 

2.そのまま手を前に突き出す

 

3.腰を少し浮かせて座る

 

4.(3.)を1日30回繰り返す

 

体幹トレーニングはテレビやパソコンを見ている最中などに気軽にできるので、無理なく継続できるというメリットもあります。

 

首のストレッチ

胸鎖乳突筋は全体を伸ばすことが難しい筋肉です。そのため、定期的に意識して伸ばすようにしましょう。
首のストレッチの方法は以下の通りです。

 

1.片手で反対側の鎖骨から肩甲骨の部分を押さえる

 

2.首を上に向ける

 

3.首を上に向けたまま手を置いた側に首を倒して15秒間キープする

 

この運動を左右セットで、1日3回を目安に行いましょう。

 

舌骨筋ストレッチ

ストレートネックによる首やおでこのシワを防ぐために、舌の筋肉を鍛えましょう。

 

1.顔を上に向け、口を横に広げる(イと言うときの形)

 

2.そのまま舌を出す

 

首やおでこのシワは、実年齢よりも老けて見えてしまう要因です。老け見えを防ぐためにも、舌骨筋のストレッチを1日5~6回行いましょう。

 

ストレートネックが解消されないときはマッサージがおすすめ

ストレートネックは日々の姿勢や習慣によって引き起こされます。
ストレッチで不調が解消されるケースもありますが、ストレートネックの度合いによっては自力では対処できません。
ストレッチをしても解消されない場合は、マッサージがおすすめです。

 

手もみ癒し空間「lamoana」はストレートネックで凝った身体をもみほぐすコースや、ヘッドマッサージなど様々なコースがあります。
ストレートネックの不調にお困りの人は、ぜひお近くの店舗をご予約ください。